この写真を見て「おや!?ここは!」と思った方、東北地方の出身ではありませんか?
そうです!
上野駅です。
かつては、東北地方・北信越地方の玄関口だった上野駅。
その頃を思わせる詩が今でも15番線ホーム(東北本線終着)には、あります。
写真の碑には、こんな詩が書かれています。
「ふるさとの 訛なつかし
停車場の 人ごみの中に
そを聴きにゆく」
石川啄木
今では新幹線なので、東京駅を使うことが多くなりましが、新幹線のない時代はここから
何時間もかけて東北に向かったものです。(東北出身者談)
もう1つ上野駅と東北地方で思いつくものと言えば・・・
♪上野発の夜行列車 降りたときから 青森駅は 雪の中 ~
「津軽海峡冬景色」ですね。
今となっては、
上野発の青森行きの夜行列車は、この「あけぼの」のみになりました。
ちなみに、上野駅では16・17番線で発車メロディを使用する他はすべて「発車ベル」ということ、ご存知でした?
これは、地方から上京してきた乗客が聞きなれないメロディで混乱しないように、あえてベルのまま残したという理由だそうです。
今でも、上野と東北は繋がっているのですね。